”50歳のチタン”は赤ん坊!!鉄は4000歳!
チタンが発見された年を覚えていますか??
そう、1791年イギリスの海岸でしたね!金属チタンが、はじめて工業的に成功したのは1950年ですから、
チタンという金属は実用金属の仲間入りして、まだ50年しか経っていないんです(^^)
人類にとって欠かすことの出来ない主たる4つの実用金属は「銅」「鉄」「アルミニウム」「チタン」といわれていますが実用金属材料であるアルミニウムはようやく100歳になったばかりのチタンにとっては兄貴分の子供金属です。
人類が最初に手にした金属は”銅”で西暦紀元前4000頃から使用されていたことがわかっていますし”鉄”も紀元前2000年ごろから使われていたらしいです。
従って、銅は”6000歳”、鉄は”4000歳”ということですね!!
チタンは50歳ですから、生まれたての赤ん坊みたいなものですね♪
チタンが発見されてから産声を上げるまで、200年もかかるほど難産だった理由は、鉄、アルミ、チタン、それぞれの鉱石の酸素との結合力に大きく関わってきます。銅は別として、”鉄”、”アルミ”、”チタン”の3種の実用金属の鉱石はそれぞれ酸化物であることに変わりはありません。
”チタン”は前回も申し上げたとおり、”TiO2”として地球上に存在します。鉄の鉱石は”Fe2O3”が主です。アルミの鉱石は”Al2O3(通称:アルミナ)”として存在します。
この3つの酸化物系の鉱石の中では
”TiO2”が最も酸素との結合力が強くちょっとやそっとの方法では酸素が離れてくれなかった事がその理由なんです。
”鉄”は酸化鉄(Fe2O3)を、鉄よりも酸素と化合物を作りやすい物質と共に加熱して酸素を引き離してやる必要があったのですが、(↑いわゆる還元というやつ、化学が嫌いだった人はほんと頭が痛くなる(笑))
運の良いことに、偉大な先人たちは紀元前2000年頃の大昔に酸化鉄は炭素(例えば木炭)と一緒に加熱するだけで簡単に還元されることが何かのきっかけでわかったんですね!
次に登場するのがアルミですが、アルミは鉄よりも酸素との結合力がずっと強く炭素と一緒に加熱しただけではびくともしないんですね。。。アルミニウムの鉱石から金属アルミニウムを取り出す(酸素と引き離す)にためにはもっと大きなエネルギーが必要だったんです。
もっと大きなエネルギー。。。。。
さて、なんでしょう?????
答えは「電気」です(^^)
そう、”電気”という強大なエネルギーを手にする19世紀まで待たなければいけなかったんです。
つまり『電気分解』という莫大な電気エネルギーを伴う方法でしか金属アルミニウムを取り出せなかった。
これが、アルミニウムを今世紀近くまで人類の手から遠ざけていた最大の理由です。























